組立台船とは?
陸上運搬可能な大きさの鉄製フロート(ユニフロート)を複数個用いて、施工現場で必要とする大きさに組み立てて使用する台船のことです。
組立台船を用いることにより、従来では困難だった箇所の施工が容易になり、仮設費を大幅に削減できる場合もあります。
環境保護の面からも、仮設道路や仮設ヤードは組立に必要な最小限度で済みますので、環境への負荷を低減できます。
使用例(橋梁補修)
積込状況 (株)清水組倉庫にて | 運搬状況 |
組立状況(クレーンにて吊り上げ) | 組立状況(ボルト締め作業) |
組立状況(ボルト締め作業) | 組立状況(ボルト締め作業) |
竜鱗号(2×3ブロック) 完成! | 作業場所へ移動(ウインチ使用) |
作業場所へセット完了 | 作業状況 |
竜鱗号の特徴
- トレーラーにてどこへでも陸上運搬できます。
- 組立(連結)は、水面浮遊中の甲板上にてできます。
- 鉄板は甲板上9mmと厚板を使用しています。
- 連結はボルト締めをしているため、うねりによる浮力の不均一においても変形しません。
- スパット及びウインチを装着し船体を固定することができます。
- 目的に応じて船体の大きさを変えることができます。
- 1ブロックあたり15t積載、20ブロックで300t積載可能。
- バラスト用フロートがありますのでクレーン等の搭載時船体傾斜を調整できます。
- ウインチ(複動)を取付可能ですので、操船が容易にできます。
- その他係船時のボラード等が装備されております。
- 汚濁防止膜を用いて周辺環境対策が容易にできます。
使用実績
蛇篭設置
・12ブロック使用 ・0.7m3バックホウ搭載 (クレーン仕様) ・ウインチ搭載 |
橋梁補修
・6ブロック使用 ・ウインチ搭載 ・はね出し足場搭載 |
ボーリング調査
・8ブロック使用 (3×3の中央を抜く) ・0.4m3バックホウ搭載 ・ウインチ搭載 ・汚濁防止膜設置 ※※※※※※※※※ 調査結果が 報道されました。 ※※※※※※※※※ |
杭打ち
・16ブロック使用 ・50tクレーン搭載 ・バイブロハンマ 60kw搭載 ・ウインチ搭載 ・スパット搭載 |
吸出防止マット敷設
・16ブロック使用 ・50tクレーン搭載 ・ウインチ搭載 ・スパット搭載 |
捨石投入
・16ブロック使用 ・50tクレーン搭載 ・オレンジバケット 1m3搭載 ・ウインチ搭載 ・スパット搭載 ・汚濁防止膜設置 |
最大時寸法
基本歩掛
1.組立台船 組立・(解体)1組当たり名 称 | 単 位 | 組立 (解体) | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|
組立台船の個数 | 個 | 1〜8 | 9〜12 | 13〜16 | |
ラフテレーン クレーン | 日 | 1 (1) | 1.5 (1.5) | 2 (2) | 25t〜50t吊 ※現場条件による |
世話役 | 人 | 1 (1) | 1.5 (1.5) | 2 (2) | |
とび工 | 人 | 3 (3) | 4.5 (4.5) | 6 (6) | |
溶接工 | 人 | 1 (1) | 1.5 (1.5) | 2 (2) | |
普通作業員 | 人 | 1 (1) | 1.5 (1.5) | 2 (2) | |
諸雑費 | 式 | 1 (1) | 1 (1) | 1 (1) | 10% |
損料 | 共用日 | 1 (1) | 1.5 (1.5) | 2 (2) | フロート台船損料 (デッキエンドローラー、ボラ-ド等 標準装備を含む) |
注)1.諸雑費は、吊りワイヤー、シャックル、ボルトナット、専用工具、
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。
2.組立台船 艤装・(艤装解除)1組当たり
名 称 | 単 位 | 組立 (解体) | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|
組立台船の個数 | 個 | 1〜8 | 9〜12 | 13〜16 | |
ラフテレーン クレーン | 日 | 1 (1) | 2 (1.5) | 3 (2) | 25t〜50t吊 ※現場条件による |
世話役 | 人 | 1 (1) | 2 (1.5) | 3 (2) | |
とび工 | 人 | 3 (2) | 4 (3) | 6 (4) | |
溶接工 | 人 | 1 (1) | 2 (1.5) | 3 (2) | |
設備機械工 | 人 | 1 (1) | 2 (1.5) | 3 (2) | 仕様、装備品により 変動あり |
普通作業員 | 人 | 2 (2) | 6 (4.5) | 9 (6) | |
装備品 | 式 | 1 (-) | 1 (-) | 1 (-) | スパット・ウインチ ・発電機等 |
材料費 | 式 | 1 (-) | 1 (-) | 1 (-) | 甲板養生 ・重機械固定装置等 |
諸雑費 | 式 | 1 (1) | 1 (1) | 1 (1) | 10% |
損料 | 共用日 | 1 (1) | 2 (1.5) | 3 (2) | フロート台船損料 (デッキエンドローラー、ボラ-ド等 標準装備を含む) |
注)1.艤装に必要な養生材(重機足場敷鉄板、甲板保護敷鉄板、防舷材等)、
設備機器(ウインチ、発電機、スパット等)等の費用及び損料は積上計上
します。
2.諸雑費は、吊りワイヤー、シャックル、ボルトナット、専用工具、
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。
設備機器(ウインチ、発電機、スパット等)等の費用及び損料は積上計上
します。
2.諸雑費は、吊りワイヤー、シャックル、ボルトナット、専用工具、
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。
3.組立台船運搬 (積込・荷下し)1組(片道)当たり
名 称 | 単 位 | 組立 (解体) | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|
組立台船の個数 | 個 | 1〜8 | 9〜12 | 13〜16 | |
ラフテレーン クレーン | 日 | 0.5 | 0.75 | 1 | 25t吊(台船基地) |
ラフテレーン クレーン | 日 | 0.5 | 0.75 | 1 | 25t〜50t吊 ※現場条件による |
世話役 | 人 | 1 | 1.5 | 2 | |
とび工 | 人 | 4 | 6 | 8 | |
普通作業員 | 人 | 2 | 3 | 4 | |
諸雑費 | 式 | 1 | 1 | 1 | 10% |
トレーラー | 台 | 4 | 6 | 8 | ブロック数により 変動あり |
誘導車 | 台 | 2 | 4 | 4 | ブロック数により 変動あり |
トラック14t車 | 台 | 1 | 2 | 2 | 仕様、装備品により 変動あり |
トラック 8t車 | 台 | 1 | 1 | 1 | 仕様、装備品により 変動あり |
損料 | 共用日 | 1 | 1.5 | 2 | フロート台船損料 (デッキエンドローラー、ボラ-ド等 標準装備を含む) |
注)1.フローターを運搬するトレーラーには特殊車両通行許可証を要し、
取得期間は発行先により2〜4週間必要です。
2.トラックの台数は、設備機器(ウインチ、発電機、スパット等)の
装備品により変動します。
3.諸雑費は、吊りワイヤー、シャックル、ボルトナット、専用工具、
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。
取得期間は発行先により2〜4週間必要です。
2.トラックの台数は、設備機器(ウインチ、発電機、スパット等)の
装備品により変動します。
3.諸雑費は、吊りワイヤー、シャックル、ボルトナット、専用工具、
溶接機器等を含み、機械運転費、労務費の合計に上記率を乗じた金額を
上限とします。